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2008年七月のつれづれ

雨に霞む夕日

雨にかすむ夕日先週の土曜日、屋形舟を送り出してほっとひと息。 午後6時30分過ぎ。
突然、雨が降り出しました。

慌てて、椅子を仕舞ったり、テントを出したりしていましたが、ふと見ると、神田川上流に沈みゆく夕日は、雲に少しずつ隠れながらも、圧倒的に太陽の輝きを見せています。

驟雨(しゅうう)という言葉そのものの、短時間の内に、どっと振り出し、しばらくして止んでしまった雨ですが、結構激しく降り、その後、少し涼しくなりました。

神田川上流の秋葉原方面は、再開発のため、高層ビルが、未だに建設中。

写真では、分かりにくいのですが、クレーンがビルの上に、まだ立っています。

まだまだ、上に上にと伸びていくのでしょうか?

柳橋から眺めると、秋葉原に、大きな壁ができてしまったようです。
このビルの壁により、もっと上流に本来流れていく気持ちの良い川風を、まるで塞き止めているようにもみえます。

限りある土地を有効活用するには、高層建築にならざるを得ないのでしょうが、自然であるべき風や、太陽ですら、人間の手で、色々な影響を受けているように思えます。

柳橋から見る夕焼けは、落日と言う言葉のとおりに、大きな太陽が静かに沈んでいく、毎日見ても見飽くことのない夕焼けでしたのに、残念です。

ところで、この夜、屋形舟から帰られたお客様が、一様にびっくりしていました。
「こっちでは、雨がこんなに降ったのですか?」あちらこちらの水溜りに、お台場では、降ってなかったと不思議そう。

もっとも、船で盛り上がっていると、船外の雨に全然、気がつかない時もあるようで。 楽しかった証しでもありますね。

ちなみに、この日のお台場は、本当に降っていなかったようです。

2008年7月16日
純

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