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このページは「屋形舟今昔」のトップページのコーナー『つれづれ』のバックナンバーをまとめています。

2006年5月のつれづれ

花々の異変

紫陽花(あじさい)今月初めの頃の抜けるような青空は、あの五月晴れは、いったいどこにいってしまったのでしょう。

梅雨の先触れとでもいえそうな雨の日が続く東京です。
写真を撮っても、夕立の前の黒い雲が、もくもくと湧きあがる様子やら、雲の間からのつかの間の夕焼けだったり…

5月の日照時間が、毎年の平均との比較でかなり低いとのことですが、確かに実感できる毎日です。

そのためなのでしょうか?
今年の小松屋の軒先を彩る花や樹にも、影響が出ています。

桜が散るころに、濃いピンクの可憐な花を咲かせて楽しませてくれる海棠が、一輪も咲くことなく、ただ若葉を茂らせました。

ぽってりとした紅と白の木瓜が咲ききって随分と経つのに、昨日から一輪の紅い花を咲かせています。

写真の紫陽花は、この3日間であっという間に色づき始めました。いつもは、どんなに早くても6月中旬なので、朝に夕べに見るたびに、色づく様子がはっきりと分かる今年の紫陽花に目を見張るばかりです。

今日も朝から雨。
また一段と紫陽花が映えること思います。

2006年5月27日


五月晴れの空の下

鳩のついばむ様子 今日は、朝から日差しの強い、まさに五月晴れの一日となりました。

小松屋の前の道に、2羽の鳩が飛んできて、うろうろしているのに気がつき、観察していると道端の葉をついばみ始めました。

鳩の大きさからみると、親子連れか、夫婦連れなのでしょうか?

雀(すずめ)は、万両の実をよく食べにきますが、ちゅんちゅんと、さえずりながら忙しげに飛び回ります。

この鳩たちは、少々近づいても逃げることなく夢中で葉を食べています。
すみれか花大根と思われる紫のかわいい花が咲く葉っぱが好物のようで、たんぽぽの葉には見向きもしません。
結構長い間突付いていました。

この2,3年、梅に鴬(うぐいす)が訪れなくなり、心配していましたが、原因が分かったような気がします。

白梅が今を盛りと咲き誇っていた3月中旬、梅のすぐ傍の電線に、鴬を見かけました。
梅の枝にとまったら、シャッターチャンスとばかりに、待ち構えていたら、頭上を黒い影が横切りました。

そうです、カラスです。

このあたりに巣でもあるのか、威嚇のためか、低空で飛び回り、鴬は、一度も梅にとまることなく、さえずることもなく、飛び立ってしまいました。

なにか対策は立てられないのでしょうか? 毎年、春の訪問者を心待ちしていましたのに…

2006年5月1日

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