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このページは「屋形舟今昔」のトップページのコーナー『つれづれ』のバックナンバーをまとめています。

2008年一月のつれづれ

鳥の綱遊び

カモメの綱遊び昨日の穏やかさと打って変わって、風が強く吹き身に凍みる今日ですが、お昼頃に興味深い鴎(かもめ)たちを見かけましたので、早速ご報告を。

小松屋の店内から、ふっとガラス越しに神田川を眺めていると、視界の片隅に何か固まりがもぞもぞと動いているのに気がつきました。

「何だろう?」と眼を凝らして、眼鏡まで換えてよくみてみると。

屋形舟の第二小松丸と釣り船の第三小松丸から護岸にロープが張ってありますが、そのロープに、鳥が2羽づつ乗っているのです。

ロープと書きましたが、普段は、舫い綱通称 長舫い(ながもやい)と呼んでいる、船を岸壁に繋ぎ止めておくしっかりとした大事な綱です。
その長もやいは、潮の干満や流れ、風に対応するため、ぴんと張らずに、結構垂れた状態になっています。
ちょうどこの時間帯、隅田川からの引き波がきたり、神田川を船が通ると、このもやいが水面に浸かったり、また空中に上がったりを繰り返します。

そのもやいに、遠くてはっきりとしないのですが、かもめが乗って遊んでいるように見えるのです。
水に浸かっている時も足で捉まえているのでしょう、もやいが上がってきても、きれいにそのまま上がってきます。
時々、外れて川に残ると、慌てた様子でまた、もやいに飛び乗ります。

その様子が面白くて、大笑い!
乗りはぐれたかもめ達が2,3羽集まっているから、落ちてしまったかもめ、大急ぎでもやいに飛び乗るのです。
うまくゆらゆらと乗っていると、まるで自慢しているように、いつまでも乗っています。
これは、明らかに遊んでいると思うのですが、どうなのでしょうね?

決定的な写真は、岸からは護岸が邪魔をして撮れず、桟橋の先から望遠で、遊び相手を待っているかもめを撮りました。写真中央の左を向いたかもめのすぐ上に張ってあるもやいに乗ります。
う〜ん、遊ぶには、もう潮が引きすぎていますけど…

2008年1月31日


明けましておめでとうございます

第八小松丸穏やかな新年を迎えた東京柳橋です。

写真では見えませんが、いつものお正月どおり、屋形舟と桟橋、店に、米と塩を捧げ、安全航行を祈りつつ、お神酒をあげてきました。

小松屋に向かう途中、美しく澄み渡った青空に、富士山が真っ白な頂を堂々と見せていました。今日見る富士山は、時折見えるときの山より、大きく見え、どっしりと構えているようです。

初夢よりも実物の富士山のほうが、ご利益があるような…

平成も20年を迎えました。
今年も皆様にとって心穏やかに過ごせる一年でありますように。

そして、小松屋も、リニューアルした小松屋ホームページも、ぜひ楽しまれてくださいますように。
心をこめて…

2008年1月1日

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