舟宿のお正月
調べてみましたが、しめ飾りとは「家の中にある前年の不浄を払って清め、神様を清らかな場所に向かい入れる儀式」とのことでした。 松は、年神様が家に降りてくる時の依代(よりしろ)。輪飾りはわらで編んだ輪の形をしていて裏白と紙垂がついていて一式となります。裏白は大型のシダで葉の裏が粉を吹いたように白く、長命を表し、また私たちは裏に(こころに)隠し事はありませんよ、ともいう気持ちを表していると思っています。
元日には米と塩、御神酒を捧げ、拍手を打って水や川への感謝の気持ちをささげ、今年一年の航海の安全を心をこめて祈ります。 舟宿のお正月と題しましたが、言うなれば小松屋のお正月の恒例行事。知る限りでも祖父の代から何十年も続けてきた、一年の初めの身の引き締まる大切な行事です。 ふと柳橋を見上げれば、和服姿で歩く人たちが、行きかう光景をよく見かけたものでした。
門松を家の前に立てていた個人のお宅やお店も最近は少なくなりました。お正月の準備で慌ただしかったり、待ち遠しい気持ち。新年を迎えたときの何ともいえない神妙な気持ちは、年々薄れてきているのかなぁとも思います。 川とともにある私どもですから、自然に対する感謝の気持ちを忘れず、また皆様に安全に楽しんでいただけるよう、気持ちを引き締めてこれからも続けていきたいと思っております。2004年1月1日
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