屋形舟の女
最近では「いかがでしたか?」とたずねてしまいます。 私どもの感想は「うわぁ、もう少し片付けておけばよかったね」とか「木造船はやはり格好イイよね!」など、テレビ画面を通して見ることによって新たな小松屋を再発見でき、興味深いものがあります。 時間を問わず最高のシーンを撮ろうとする撮影の大変さを実感しました。 何より撮影した時期はゴールデンウィークをはさんだ雨の良く降る寒い頃でした。ところが寒さを感じさせないどころか陽光がまぶしくさえ感じられるのです。見慣れている川の景色も屋形船もとても魅力的でした。 出演者の方々も、待ち時間のあいだは私どもと一緒に世間話に興じておられました。しかし、撮影スタートの声がかかると先程までの和やかな表情が一転、俳優さんの顔になるのです。凄みさえ感じました。 ところが私は本番中と知らずのんびり歩いていたら映ってしまったなんて珍事件もありました。 ドラマでは親方役の杉本さんが婿養子で、女将さん役の草笛さんが粋な元柳橋芸者という設定でしたが、現実はなかなかドラマのようにはいかなくて、残念ながら本当は違うんですよ。 ドラマの放映後、柳橋や小松屋の写真を撮っていかれる方が増えました。遠くからみえる方も多いようです。 こうした機会を通じて隅田川や屋形船に魅力や興味を感じていただければと、考えております。 女将筆 2003/8/4 |
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